【馳】 13画 馬(3) 準1級
[音] | ジ |
チ |
[訓] | はせる |
《意味》
はせる。はしる。かける。横ざまにはしっていく。また、物がさっと動いていく。
【馳駆】ちく
【馳驟】ちしゅう
【馳走】ちそう
《馳走終わらば油断すな》ちそうおわらばゆだんすな
人がご馳走してくれるということは、心中になにか魂胆あってのことで、食べ終わると、きっと頼み事を持ち出してくるだろうから、油断してはならない。
うまい話には、裏になにかがあるから用心せよということ。
【馳騁】ちてい
【馳名】ちめい
名声をあげること。誉れをあげること。
【馳せ参じる】はせさんじる
目上の人の所へ、大急ぎで参上する。大急ぎでかけつける。
【馳せる】はせる
【後れ馳せ乍ら】おくればせながら
おくれて時機を失ったが。
多く、手紙文などで使う。
「後れ馳せ乍らお祝い申し上げます。」
【駆馳】くち
【舛馳】せんち
互いに反対になること。そむき合うこと。思い思いの方向に進む。
【背馳】はいち
そむくこと。くいちがうこと。反対になること。
背を向けて走り去る意から。
「言葉と行動が背馳する」
「矛盾」「背反」
【連騎星馳】れんきせいち
何頭も馬を連ね、あたかも流星のように疾走すること。
《字源》
声符は「也(や)」。「也」に「池・地(ち)」の声がある。